令和５年 ぼたん祭り開催

光明寺の『ぼたん祭り』のはじまりは光明寺第十五世住職伊澤紹徹和尚に遡り、以後歴代住職が大切に育んできた牡丹の花をお釈迦様の誕生を祝う『花まつり』の時期に合わせ、地域住民憩いのひと時の為に始められた行事です。禅宗というと水墨画のような枯れたモノクロな世界を想像される方も多数おられると思いますが、その真意は質素を旨とし、華美を嫌い、無為自然に在るがままを受け入れる事こそを求めています。花の咲く時期であればこそ花を愛で、自然を尊び感謝する。その行いこそお釈迦様の誕生を祝うに相応しい気持ちであると考えています。

今年もまた、色とりどりの牡丹の花が訪れる人の心の慰めとなる事を願っています。